ご挨拶

九州支部長 大塚弘文

 昨年度第8回日本福祉工学会九州支部大会は,2024年度日本福祉工学会学術講演会が沖縄県名護市にて沖縄工業高等専門学校を会場に開催されたことから,合同開催とさせていただきました.今回,第9回大会は,初めて宮崎市にて開催する運びとなりました.
 さて,本年度はパラリンピックイヤーであり,8月28日から9月8日まで22競技549種目が行われます.大会ごとに人々の関心が高まり注目を集めているところです.開催の趣旨にも盛り込まれている,「個々を励まし,社会変革をもたらし,障がいがある人々のためのインクルーシブなスポーツ参加を促す」という理念や目標は,本学会の理念と相通じるものがあると感じられます.全ての人々のQOLを高め,多様性を認め能力を高め合う社会の構築を目指している皆さんの強い支援により今大会をパラリンピックの興奮冷めやらぬ11月に開催できますことに,この場をお借りして感謝申し上げます.
 本大会の役割は福祉工学分野の研究・技術の進展を図るための研究発表・情報交換ですが,将来を担う学生諸君が身近に参加できる未来の福祉工学技術者育成の場でもあります.貴重な意見・情報交換の場となるよう運営関係者一同努力いたしますので,ぜひ学生の皆さんに積極的に参加いただき,本大会が若手技術者育成の一助となることを熱望しています.
 皆さまの奮ってのご参加をお待ちしております.