- 実行委員長 濱 克己
- このたび,第22回総会・第23回学術講演会を函館市で開催するにあたり,実行委員長としてひと言ご挨拶申し上げます。函館市は,「はこだて未来AIビジョン」を掲げ,AI,IoT,ビッグデータを核としたまちづくりを目指しており,その一つとして医療・介護・健康関連分野への活用の促進も進めているところですので,当学会の開催は函館市に取りましても大変ありがたく,心より歓迎いたす次第です。
福祉工学は,人間が社会生活を送る上で支障を来すような生体機能の低下や喪失が生じても,生活の質を維持向上させることを支援する工学と位置づけられ,すでに超高齢化社会に突入している我が国において,その果たすべき役割は極めて大きいものとなっています。また,東京でのオリンピック,パラリンピックを来年に控え,高齢化率が最も高い我が国は,その課題解決の先進国としてのモデルを示すことも世界から求められています。そのため,当学会が中心となり,関係者が連携してその基盤づくりにも貢献できればと考えており,会員各位のご参加をお待ちしております。