日本福祉工学会

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日本福祉工学会設立の背景・目的及び対象分野

背景

21世紀の超高齢化社会を迎える前に生きがいの創造や快適な生活を計画し、支援する目的で日本福祉工学会は平成10年11月28日(土)に会員数85名で出発しました。 年々会員数は増加していますが,まだまだ小世帯です。小世帯ながら、これからの高齢化社会の担い手として大いに頑張っていきたいと思っています。 このホームページをのぞいて見た方々がぜひ本会に入会されますことをお願い申し上げます。

目的

来るべき超高齢化においては、高齢者の生きがいの創生、身体機能の低下した高齢者・障害を持った人の自立促進、介護者の負担軽減などが強く要請されています。更に、2000年の公的介護保険導入により、在宅ケアが推進されますと、介護・介助にあたる人の不足が深刻になります。 この状況に対応するには、安全性、利便性に優れた福祉・医療の機器と用具などの研究をはじめ、高齢者・障害を持った人の自立支援システム、介助者の支援システム、福祉情報システム、福祉学、就業支援、余暇学などの幅広い分野を集結しながら、福祉・医療の器具と用具などの研究開発、普及促進を行うことが必要です。 そこで、研究者、技術者、製造者、介護・介助関係者、販売促進者などが福祉医療の機器と用具などに関わる考えを集結して、新しい福祉工学パラダイムの構築と産業シーズの創生、普及促進を行い、併せて福祉産業の向上を目指し、本学会を設立しました。

対象分野

  1. 福祉機器・用具の研究開発

    • 生活支援:自立支援、介護支援
    • 生活活動支援:就労支援、余暇支援
  2. 医療機器・用具の研究開発

    • 生命支援:生体機能代行補助支援、治療支援、生体計測支援
  3. 福祉情報システム

    • 介護相談システム
    • コミニティ参加支援システム
    • 福祉事務処理に係わる諸システム
    • 介護サービス品質向上の解析・助言システム
  4. 福祉と環境

    • 福祉と車両
    • 福祉と住居環境
  5. 福祉工学全般にかかわる問題

    • ニーズの把握
    • 普及の促進
    • 安全性の検討
    • リハビリテーション
    • 社会福祉行政
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